リンドブルムの剣~魔女が涙を流す夜~



 幾年月が過ぎ、やはり不死なのだと確信する。

 年を取らない事に、取り残された己を痛感した。

「救いも、安らぎも……私には得られないのか」

 冥府に旅立ったレクシュがとても羨ましい。


 彼なら、不死になった己に喜ぶのだろうか……