「……本当に、不死なのですか?」
「確認したいのか?」
ベリルは、椅子の背にもたれてムナリアを見つめる。
『マクロディアン』──それは「不死者」を意味する。
神に愛された者なのか、ドラゴンに呪われた者なのか定かではない。
しかし、永劫の時を生きる人間が存在する事は細々とではあるが語り継がれていた。
「どうして不死に……」
「聞いた処でなれる訳も無し」
話す気が無い。という事なのだろう。
ムナリアは諦めて、小さく溜息を吐き出した。
「……あなたは今、おいくつなのですか」
それでも、その探求心は抑えられない。
「お前が産まれるよりは生きているやもしれん」
「!?」
微妙な物言いだが、見た目など遙かに超えた年齢だという事は理解出来た。
「確認したいのか?」
ベリルは、椅子の背にもたれてムナリアを見つめる。
『マクロディアン』──それは「不死者」を意味する。
神に愛された者なのか、ドラゴンに呪われた者なのか定かではない。
しかし、永劫の時を生きる人間が存在する事は細々とではあるが語り継がれていた。
「どうして不死に……」
「聞いた処でなれる訳も無し」
話す気が無い。という事なのだろう。
ムナリアは諦めて、小さく溜息を吐き出した。
「……あなたは今、おいくつなのですか」
それでも、その探求心は抑えられない。
「お前が産まれるよりは生きているやもしれん」
「!?」
微妙な物言いだが、見た目など遙かに超えた年齢だという事は理解出来た。



