リンドブルムの剣~魔女が涙を流す夜~

[!]

 ベリルの周りに何か透明の膜が張られ、マンティコアはそれに少し警戒した。

 奴の毒は中の下といった処か……目を細め間合いを測る。

 死ぬような毒ではないが、毒針に刺されるのは勘弁したい。

 シールドの魔法を唱えひとまずは尾の攻撃に備えた。

 マンティコアの出現頻度は低く、生きている間に出会う事の方が“まれ”だ。

 このモンスターに際立った弱点は存在しない。

 そういった意味で、かなり厄介な相手である。

[ガアァ!]