「まったく、後数発やっとくべきだったかな」

どうやら、彼にも思惑があるようですね。

「誰とやるんですの?」

空中から再び降り立ったのは、先ほど傷だらけで死体だったはずのお二人です。

「おや、まだ死地にたどり着いてなかったんですか?」

先ほど調べた時には、確実に死地にいたはずだったのですがね。

今も傷だらけである事には変わりありません。

何か忘れ物でもしたのでしょうか。

「ええ、そうみたいですの。でも」

「萌黄、私達のSTORMで片付ける!」

乾萌黄さんの話は乾雲丸さんの声にかき消されました。

「そうですわね」

萌黄さんはハンマーを持って構えます。

「DREAMの中で安らかに眠れ!」

雲丸さんは刀を構えて走り出しました。

「ふう、ちと休憩でもするかね」

蛍さんは洋子さんの乳房に手をかけましたが、洋子さんは蛍さんの手の皮膚をつねりました。

「まだ仕事が残ってるだろ」

「ふう、あいつらがやってくれるとは思うがなあ。まあ、ちっとやるとするかね」

蛍さんはタバコを咥えながら、歩いて妖魔さん達のほうへと向かっていきます。

洋子さんもロケットランチャーを構えています。

「これでは死地は行けそうにありませんが、少し楽しませていただきますか」

私も妖魔さん達のほうへと駆けていきました。