ラインは決して味方というわけではない。
もし、イヴァンが望めば、手を貸す方向になるのだろうか。
「彼は誰とも手を組まない」
「下についてる奴らとは?」
「自分の都合のいいように操っているだけだよ」
裂け目から出てきたのはラインだけではなく、久々に見たナンバー01もいる。
「ナンバー01、彼をスキャニングしたまえ」
「はい」
俺を凝視しているようだ。
相変わらず無表情のままだが、感情はあるのだろう。
今のままだと紅玉と良い勝負だ。
紅玉もどちらかといえば、無表情が多い。
「彼には、不明な点が多いです」
「君の存在はカオスであるというわけかね」
「カオスだ?」
「本来ならば、この世に存在してはならない存在さ。世界を歪めるほどの現象が起こってもおかしくはない」
「奇跡って奴か」
「良く言えば奇跡。悪く言えば天災だよ」
「ライン、あんたはどうなんだよ?」
俺以上に存在が不明だ。
「私は君よりも存在は明確にしている」
「オーバーテクノロジーを持ち出すような輩がか?」
ロベリア達の時代には、手術台などの技術はなかった。
明らかに時代にそぐわぬ様なテクノロジーを、ラインが持ち出したのだ。
「私は彼らよりも脳が進んでいただけに過ぎない」
嘘だな。
ラインは俺達よりも次元が上の存在だ。
それは、今までの行動からして分る。
もし、イヴァンが望めば、手を貸す方向になるのだろうか。
「彼は誰とも手を組まない」
「下についてる奴らとは?」
「自分の都合のいいように操っているだけだよ」
裂け目から出てきたのはラインだけではなく、久々に見たナンバー01もいる。
「ナンバー01、彼をスキャニングしたまえ」
「はい」
俺を凝視しているようだ。
相変わらず無表情のままだが、感情はあるのだろう。
今のままだと紅玉と良い勝負だ。
紅玉もどちらかといえば、無表情が多い。
「彼には、不明な点が多いです」
「君の存在はカオスであるというわけかね」
「カオスだ?」
「本来ならば、この世に存在してはならない存在さ。世界を歪めるほどの現象が起こってもおかしくはない」
「奇跡って奴か」
「良く言えば奇跡。悪く言えば天災だよ」
「ライン、あんたはどうなんだよ?」
俺以上に存在が不明だ。
「私は君よりも存在は明確にしている」
「オーバーテクノロジーを持ち出すような輩がか?」
ロベリア達の時代には、手術台などの技術はなかった。
明らかに時代にそぐわぬ様なテクノロジーを、ラインが持ち出したのだ。
「私は彼らよりも脳が進んでいただけに過ぎない」
嘘だな。
ラインは俺達よりも次元が上の存在だ。
それは、今までの行動からして分る。

