「色んな人や妖魔が世界を変えようとしていた。それは、痛みをもってしか成功出来ない物だった」
俺は思ったことを口走る。
「そうね」
「でも、それは個々によって違っていてさ。皆、それこそが正しいと思っている」
「そうね」
「ところどころに良い所はあるのに、少しぐらい認めようとしないから頑固なんだよ。多分、俺も認められないから頑固なんだと思うんだけどな」
「馬鹿よね。自分が苦しい思いをしてまで、向かっていくんだから」
「そうしないと、生きたいと思う人や妖魔が無理矢理殺される事になる。偽善行為だとしても、俺は生き物として同じ地位と思ってるから、止めなくちゃならないんだ」
「言語、知能は、お互いにあるからね」
「子鉄、俺の行為は、おこがましいのか?」
「目的を達成させようとする頑固な人や妖魔から見ればそうね。でも、あんたが正しいと思うのならそれでいいじゃない。少なくとも、アンタの行為に賛同した人間や妖魔はいるのよ」
鉄球を上空に放り投げ、受け取る。
「今のアンタは感情と無感情の両方を持ち合わせなければならない」
過去に一度、話をした感情と無感情を子鉄が持ち出した。
しかし、今の子鉄は過去に話をしたことがないので、子鉄にとっては初めてだと言える。
「ああ」
「感情を持ってこそ痛みを理解し、無感情を持ってこそ状況を理解出来る。全てを終わらせるのは、その二つの世界を持ち合わせた者にこそ相応しいわけ」
「お前はどうなんだ?」
俺は再び聞いた。
「私は無感情な人間に近い。だから、終わらせるのは今のアンタよ」
俺は思ったことを口走る。
「そうね」
「でも、それは個々によって違っていてさ。皆、それこそが正しいと思っている」
「そうね」
「ところどころに良い所はあるのに、少しぐらい認めようとしないから頑固なんだよ。多分、俺も認められないから頑固なんだと思うんだけどな」
「馬鹿よね。自分が苦しい思いをしてまで、向かっていくんだから」
「そうしないと、生きたいと思う人や妖魔が無理矢理殺される事になる。偽善行為だとしても、俺は生き物として同じ地位と思ってるから、止めなくちゃならないんだ」
「言語、知能は、お互いにあるからね」
「子鉄、俺の行為は、おこがましいのか?」
「目的を達成させようとする頑固な人や妖魔から見ればそうね。でも、あんたが正しいと思うのならそれでいいじゃない。少なくとも、アンタの行為に賛同した人間や妖魔はいるのよ」
鉄球を上空に放り投げ、受け取る。
「今のアンタは感情と無感情の両方を持ち合わせなければならない」
過去に一度、話をした感情と無感情を子鉄が持ち出した。
しかし、今の子鉄は過去に話をしたことがないので、子鉄にとっては初めてだと言える。
「ああ」
「感情を持ってこそ痛みを理解し、無感情を持ってこそ状況を理解出来る。全てを終わらせるのは、その二つの世界を持ち合わせた者にこそ相応しいわけ」
「お前はどうなんだ?」
俺は再び聞いた。
「私は無感情な人間に近い。だから、終わらせるのは今のアンタよ」

