廃ビルは破壊されているので、どう行けばいいのか。
「龍姫!」
「何じゃ?」
という風に、呼べば出てきてくれるわけだ。
しかし、どこから出てきたのか分らないまま、俺に飛びついてくる。
「これから、明日の事について話をしようと思ってな」
「そうかそうか。しかし、そなたは一つだけ間違っておる。ワラワを呼ぶ際には姫ちゃんと言え」
「分った分った」
俺と龍姫のやり取りを静かに見守る子鉄。
「しかし、丞ちゃんが子鉄をつれてくるとは、珍しい事もあるものじゃのう」
姫ちゃんが子鉄の元へと歩んでいく。
「もう、話しても良い頃合だ。むしろ、話すのが遅かったのかもしれない」
「そうか。丞ちゃんがそう思うのならよかろう」
龍姫が転移魔方陣を描いた後に俺と子鉄を掴み転移する。
現れたのは、いつも通りの場所であった。
自分達との世界とは別で、空気が綺麗だ。
「龍姫と知り合いなのね」
「ああ」
俺達は龍姫の部屋へと進んでいく。
そこには、ロベリア、ジャスミン、クルトがトランプをしていた。
今更、修行だとかやっても仕方はないし、回復材料などの物集めは俺が一任しているわけだ。
明日までの時間を一人で考えるよりは、三人でいたほうがいいと思ったのだろうか。
俺が来ると、トランプを止めたロベリアが傍に寄ってくる。
「ただいま」
「おかえりなさい、王子様」
「王子様?」
子鉄が訝しげな顔をする。
「気にするな。それより、話をするんだろ?」
「そうね」
「龍姫!」
「何じゃ?」
という風に、呼べば出てきてくれるわけだ。
しかし、どこから出てきたのか分らないまま、俺に飛びついてくる。
「これから、明日の事について話をしようと思ってな」
「そうかそうか。しかし、そなたは一つだけ間違っておる。ワラワを呼ぶ際には姫ちゃんと言え」
「分った分った」
俺と龍姫のやり取りを静かに見守る子鉄。
「しかし、丞ちゃんが子鉄をつれてくるとは、珍しい事もあるものじゃのう」
姫ちゃんが子鉄の元へと歩んでいく。
「もう、話しても良い頃合だ。むしろ、話すのが遅かったのかもしれない」
「そうか。丞ちゃんがそう思うのならよかろう」
龍姫が転移魔方陣を描いた後に俺と子鉄を掴み転移する。
現れたのは、いつも通りの場所であった。
自分達との世界とは別で、空気が綺麗だ。
「龍姫と知り合いなのね」
「ああ」
俺達は龍姫の部屋へと進んでいく。
そこには、ロベリア、ジャスミン、クルトがトランプをしていた。
今更、修行だとかやっても仕方はないし、回復材料などの物集めは俺が一任しているわけだ。
明日までの時間を一人で考えるよりは、三人でいたほうがいいと思ったのだろうか。
俺が来ると、トランプを止めたロベリアが傍に寄ってくる。
「ただいま」
「おかえりなさい、王子様」
「王子様?」
子鉄が訝しげな顔をする。
「気にするな。それより、話をするんだろ?」
「そうね」

