ユウヤは、力を取り戻したような目で、空を仰いだ。 冬の寒さで、透き通った空が鮮やかに星を輝かせている。 「明日は、彷徨わずに朝日が見れるだろうか……」 掠れた喉で呟いてみる。 その眼は、明日に向けられていた。