執事と共に日常を。

恵理夜は、真っ先に春樹の姿を思い浮かべた。

彼が死んだら――それは、とてもリアルな想像だった。

彼も、恵理夜と同じように病に侵されている。


「彼が、居なくなったら……」


恵理夜は、言葉を失っていた。

春樹を失うということは、彼女の絶対的な庇護者を失うということだ。