執事と共に日常を。

「スキーは楽しめたのかしら」

「最高だったよ。だが……」


ユウヤの顔が曇る。


「それが彼女との最後の思い出だ」


最後――その言葉をひどく重々しくユウヤは吐き出した。


「どうして、別れたの?」

「……遠くに旅立った」