執事と共に日常を。

「鏡くらい、見たほうがいいわ。ひどい顔色よ」


恵理夜の、厳しい声。


「こんな暗い中で、顔色なんてわかるわけないだろう」

「私、目はいいから」


と、暗闇でもしっかりと射抜くように見つめるその瞳は、確かに何でも見通せそうだった。

そして実際、恵理夜の目にはそのひどい顔がしっかりと見えていた。