「新入生?」


そう声が聞こえてふりむくと、



そこに蒼騎くんがいた。


「そうです…」


「何組?」


「あ、あの…C組です」


「それならこっち」


「きゃっ!!」


蒼騎くんはあたしの手を引っ張って走った。



それであたしを教室まで連れて行ってくれたの。