でも佳代ちゃんは

こんなあたしでも愛想をつかさずに仲良くしてくれる。


佳代ちゃん大好き。


佳代ちゃんのおかげであたしは

少しずつだけど


堂々と前を見て歩けるようになってきたの。



「あっ、ほらカリン!王子だよっ」


窓の外に目を移すと


男のこたちが雪合戦をしていた。