足音はどんどん近くなる。 来る! そう思ったとき、勢いよくドアが開いた。 「ノノー、帰るわよ!」 20人目に通ったのは……、イッチー。 「やった! 男子だ。浅倉さん。俺の勝ちね」 先生は小さくガッツポーズを決めている。 くっ……。 絶対に負けたくない。 負けたくない。 なので、浅倉ノノ、奥の手を使います。 っていうか、イッチーありがとう! ほんとにありがとう!!! 大好きだ、イッチー。