「だってだってっ!」 もごもご口が回らない。 それに。 それにっ。 親に説明するような内容じゃなーいっ。 「いいから早く起きてご飯食べなさい。また遅刻するわよ」 お母さんはプンプンしながら、踵を返した。 「……遅刻」 そう。 ことは、この一件がすべての原因だった。