ビーカー。 先生は、コーヒーをビーカーで飲んでいた。 えええー………。 なんかほんと魔女っぽい。 謎の液体を飲んでいるっぽい。 実験用の液体とかついてないのかな? そんな疑問がふと頭を掠める。 「汚くないんですか?」 「大丈夫ですよ、使ってないものだから」 「ふーん。そうなんだ……」 どうぞ、と言いながら先生はあたしにもコーヒーを差し出す。 もちろんビーカーで。 あー。なんか抵抗あるな、これ。