「あはは。ごめんなさい。ウソです」 柔らかい物腰とは違って、やってることドSだよ。 この人。 生徒が泣いてるのに、更に追い詰める? 普通。 「先生。最悪ですね」 「よく言われます」 極上の笑顔で微笑むその姿は、まさに天使の殻を被った白衣の悪魔。 よく整った顔が、余計に怖く見える。 「ごめんなさい。面白くて」 笑いながら、先生はあたしの髪を撫でた。 その手が優しくて許してしまいそうになるのが、またむかつく。