「イッチー、あたし今日変な夢見た」




「変な夢?」

あたしたちは二人で学校へ向かう。



その足取りは重い。

いや、イッチーは軽い。

スキップしてる。



正直、あたしやや浮いてる。学校で。


ややね。

あくまで「やや」。

何だか知らないけど。

自分じゃ普通だと思ってるんだけどなー。

友達が他にいないわけじゃないけど、まあ薄い付き合いだよね。