『大人のキスは知らないだろ?』





声が近づいて、そのまま唇が重なる。



『んんっ……』


キスは深く深くなるばかり。

息ができない。




『大好きだよ、ノノ……』

大きな影が近づいてくる。



誰?



でもあたしの肌を包み込むのその手は優しい。

そのまま溺れてしまいたい。

幸せはここにあるって思う。