「秀哉君ッ!ありがとう
私ね、秀哉君と出会えて嬉しかった!
楽しかったよ。
彼女としてあんまりなにも
してあげられなかったかわりに、
笑って送り出してあげるよ!
また会えるって。ねっ?矢野悠里は
一生神崎秀哉の彼女なんだからね
迎えに来てくれる日まで待つから!
行ってらっしゃい!秀哉―…っ」


よし。涙流さないて言えたよ

あれっ?涙流れてるじゃん。


駄目だよ駄目なんだよ!
最後の最後まで秀哉君困らせてさ

私どーするんだよっ


彼女失格だよ。

「俺は悠里を必ず迎えにくるからな
待ってろよバカ女!」

ありがとう。バカ女って言ってくれて。