赤ずきん危機一髪!

「ケーサツ、ね……ま、良いけど呼んでもーあ。でもめんどくせーからやっぱやめろ」


そして彼は悪戯に笑った。


「…あっあの…?」



「俺は大神夜。っつうことで明日からよろしく、姫」


その名前を聞いて、
数々のウワサを思い出したけれど、


わたしがそれに気付いたときにはとっくに
彼はどこかへ行ってしまっていた――――…