紅屑の記憶


「お前さんは此処で
待たなきゃ駄目だよ」


女性の言葉にイヴは
首を振る


「行かなきゃ……
呼んでるの…リシナが…
私の記憶が!!」


そう言ってイヴは
家を飛び出した


「お前さん!!!」


女性は慌てて
イヴの後を追いかけた