紅屑の記憶



「…………んっ…」


イヴはゆっくりと
目を開ける


「…………リシナ…?」


イヴは目覚めるなり
飛び起きて周りを見渡す


「お前さん、起きたかい?」



女性はイヴの
頭を撫でた


「おばさん!!リシナは?」



イヴの言葉に女性は
首を振る