紅屑の記憶



「アギャアアアアア!!」


男は叫び砂の
ように消えた


「………これは……」


何故、砂に……?
何が起こっているのですか?



「…………剣が……」


剣は砕け記憶の光だけが
砂の上に落ちている


リシナはその
記憶に触れた


その瞬間

光が瞬きリシナを
包み込んだ