紅屑の記憶


「…イヴ…
許して下さい……」


そう言ってリシナは
イヴの唇に優しく
指先で触れる


「………リシナ…?」


イヴがリシナを
見上げた瞬間


「…………んっ!?」


唇に温かい物が触れた