紅屑の記憶


「……一瞬……
イヴがいなくなって
しまいそうな気が
しました……」


不安そうにリシナ
微笑んだ


「……リシナ……
大丈夫だよ…少し…
頭が痛かったの……」


イヴは安心させるように
笑顔を向けた


「……大丈夫ですか?
何処かで休みましょう」


リシナの言葉に
イヴは首を振る