紅屑の記憶


『…私はルアムよ
イヴが愛した人間というのは
あなたの事ね』


そう言ってルアムは
イヴの目の前で立ち止まる


『…イヴを愛してる?
彼女を取り戻せるとしたら
全てを捨てられる?』



ルアムの言葉に
リシナは目を見開く


「…取り…戻せる…
のですか…?」


リシナの言葉に
ルアムは頷く