紅屑の記憶


『魔剣が一番恐れるのは
愛する心…

すなわちあなたの心に
唯一干渉できる彼だけが
魔剣を壊す事が出来るの』


……最後は…愛する
あなたの手で殺されるんだね



それは逆に幸せだ…
あなたの腕の中へ
もう一度帰れるのだから


『…彼には辛い思いを
させるわね……』


ルアムの言葉に
イヴは頷く