紅屑の記憶


「…イヴ!!
聞こえていますか!?」


剣を交えながら
リシナは叫ぶ


「あなたはいつも
一人で抱え込んで
苦しんでいたんですね…」

剣を見つめて
リシナは笑う


「…怖かったでしょう…
あなたの苦しさに
涙の訳に気付かなった
私を許して下さい」


リシナの叫びに
マオは笑う


「…無駄な事を…
イヴにはもう自我など
ありはしない!!」


ガキィーーン!!



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