紅屑の記憶


「たった一人の少女さえ
守れずに国を守るなんて
出来る訳ないんですよ!!」



リシナの言葉に
ナシラは目を見開く


「私は愛した者の
為に剣を振るいます!!」


リシナの言葉に
ナシラは笑顔を浮かべた


「リシナがそこまで
言うなら止めても
無理みたいですね…

それに……
リシナが愛した人を
殺せと言われても
出来ませんよ」


ナシラはそう言って
笑顔を浮かべた