紅屑の記憶


「お前が拒むのなら
閉じ込めるしかないが…」


マオはそう言って
イヴに手を差し出す


「俺と来るなら
可愛がってやる」


マオの言葉に
イヴは俯いた


……マオと……
きっとこの世界よりは
ましかもしれない…


私を嫌う者達がいる
この世界よりは…