「此処だな」


鉄の扉の外から
声が聞こえた


自分以外の声を
聞いたのは久しぶりだ


誰が来たんだろう…


キイィィィ……


ゆっくりと開いた
扉から光が溢れる


イヴはとっさに
目を閉じた