紅屑の記憶


イヴの言葉に
リシナは今までに
無い熱い眼差しで
イヴを見つめた


「良くわかりましたね」


そう言ってイヴの
頬に手を添える


「……やっぱり
そうなんた……………
分かった………」


イヴは一人で
そう呟いて瞳を閉じる