紅屑の記憶


氷が砕けた時、
イヴから弾け飛んだ
無数の光…………


あれはもしかして……


「……記憶のカケラ…」


リシナの言葉に
イヴは首を傾げる


「あなたは氷の中で
眠っていました…
それが何故なのかは
わかりませんが…
その氷が砕けた時
あなたから無数の光が
飛び散ったんです…」


リシナの言葉に
イヴは目を見開く