紅屑の記憶


「……死人が蘇る町…
輝く十字のマリア……」


そう呟いてリシナは
考え込む


「その町のシンボルである
十字のマリアに
イヴの記憶が同化して
いるのではないでしょうか」



リシナの言葉に
イヴも頷く


「そして誰かが
願ったんだね………」


…大切な誰かを
失った人の心に付け込んだ


「恐らくは……
まだしっかりと確認
するまでは何とも言えません

とりあえず町へ
行って見ましょう」


リシナはの言葉に
イヴは頷く



こうしてリシナとイヴは
また歩き出した