紅屑の記憶


「…………いや……
君達と僕以外、この町で
起きてる人間は居ないよ」

カイは首を振った


「…どうして…?」


イヴの言葉に
カイは肩を震わせる


「…………僕が……
僕が悪いんだ……」


カイはそう言って
頭を押さえた