紅屑の記憶


「…イヴ………あなたは
一人ではないんです…
あなたが恐いなら守ります
震えているなら抱きしめます
だから……
自分を自分で傷付け
ないで下さい」


リシナはイヴの
頬を伝う涙を拭った


「……私……リシナと
一緒にいていいの?」


イヴの言葉にリシナは
優しく微笑み首を振る