―――――・・・


―――コンコン...


「...どうぞ」


急いで涙をふく。


一年経った今でも泣いてるなんて...


ばれたら笑われるじゃない。



「....毎日泣いてたら涙が枯れるぞ。」


誰のおかげで涙が枯れると思ってるのよ。


「あなたのっ....」


椿に後ろから抱き締められる。


やめてよ......


「....ごめんな。」


弱くなっていく声に何も言うことができなかった。