青い蝶が舞う時。



「...凛。...別れよう....凛にもう...これ以上迷惑をかけたくないの。...ごめんなさい。」


自分勝手だってわかってる。


でも


二年間待っててなんて言えないし....


「....俺、愛が無いと生きていけない生き物なんだけど?捨てるわけ?」


ベッドの端を叩いて座るように促す。


「凛、座って?」


静かに座る凛の横顔は優しいような

哀しいような


苦しいような


そんな表情だった。