青い蝶が舞う時。



テーブルに置いてあるナイフを首筋にあてがった。


「舞、華ちゃん?まさか本気じゃないわよね?」


「本気よ?おば様。目に焼き付けておくいいわ。」


少し強くナイフをあてがう。


「...っ」


小さな痛みが走る。


一筋の紅い線。


「や、やめなさい舞華ちゃん!!」


やめないわ。


私はおば様の思い通りにはならないのよ。