一気に静まり返った会場。
私とおば様に向けられた視線。
「あら、知っていたの。」
開き直りの早いおば様。
どうして....
どうして....
――――パチンッ....
「っ....」
気付けばおば様にビンタしてた。
体が勝手に動いたみたいだった。
「奥様!!!」
執事やメイドの心配した声
会場にいるお金持ち達の騒めきが嫌でも耳に入ってくる。
「....っおば様.....これ以上私のために舞や凛、恭や戒が傷つくのなら....今すぐにここで命を絶ちます。」
最後の手段だったのよ、凛。
私ね、
昔から思ってた。
私さえいなければみんな、
みんな幸せにれたのではないかと....

