青い蝶が舞う時。



後ろを振り返りながから足をすすめていく舞を横目に


「あら。妹想いね。」


「おば様。何をお望みですか?まだ、蝶が欲しいのですか?」


挑発するような態度をとった私におば様は鼻で笑った。


「ええ。欲しくて、欲しくてたまらないわ。」


おば様がこんな人だったなんて


2年前の私は気付くはずも無かった。


ある意味。


2年前、姿を暗ませてよかったと思う。