「おば様。私はあなたと話すことなどございません。椿様。もう、これ以上私に近づかないでください。...さようなら」


わざと明るいソプラノボイスを響かせた。


「蘭華ちゃん!!私は話があるのよ!!」


おば様の声にも


「蘭!!待てよ!!」


椿の声にも


耳を貸さず。


ひたすら2人に背をむけ、


前へ、前へ

と進んだ。