―次の日の朝。
今日は髪をいつもより丁寧にセットした。
ピーンポーン、ピーンポーン…
「はぁーい」
母親の高い声が聞こえてくる。
「桃香~、陽くんよ~」
こんな高い声は、どこから出しているのだろう。
「はいよ~っ」
と言って玄関に向かう。
「おはよっ、迎えに来た♪」
満面の笑みの陽平。
「あ、ありがと…」
別に迎えとかいらないんだけど…。
それから陽平と下に行き、チャリを出し始めた。
そして、チャリのまたがり、
「乗って」
と言ってきた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…