『ヒナー!
次、移動だし行こうよ!』
このクラスになって友達になったサクラとは、毎日一緒に居た。
そんなサクラは、よくあたしの席に来る。
『…オイ、みぃ!
お前、いつまで寝てんだよ!』
隣でみぃを起こしている男、春本くんが好きだからだ。
人当たりも良くてクラスでも頼られている素敵な春本くんをサクラが好きになる気持ちはわかるが、
そんな人が何故みぃと親友なのかは、全くわからなかった。
『…あと5分…』
『…5分待ってたら、遅刻だろ。
起きろってば、ホラ!!』
眉をしかめてそれでも伏せたままのみぃを、春本くんが懸命に起こす。
不憫だと思うあたしと、胸をキュンとさせるサクラ。
『あははっ!
春本くん、大変だよね!』
『…だろ?』
それでもサクラが春本くんと話せるなら、あたしはそれで良かった。
みぃなんて、思い切り付録でしかない。
「…置いていこうよ。」
これが大体、いつもの会話。
別にあたし達は、4人で行動してるわけじゃないけど。
サクラが春本くんに話しかけるので、いつの間にか自然とこんな風になっていた。
ちなみにあたしの本意は、サクラと春本くんの恋の成就と、遅刻したくないっての。
だけどこう言えば、仲間外れにされているのかと思ったみぃは、怒った顔して立ち上がる。
それを笑いながらあたし達は、次の授業の教室に向かうのだ。
次、移動だし行こうよ!』
このクラスになって友達になったサクラとは、毎日一緒に居た。
そんなサクラは、よくあたしの席に来る。
『…オイ、みぃ!
お前、いつまで寝てんだよ!』
隣でみぃを起こしている男、春本くんが好きだからだ。
人当たりも良くてクラスでも頼られている素敵な春本くんをサクラが好きになる気持ちはわかるが、
そんな人が何故みぃと親友なのかは、全くわからなかった。
『…あと5分…』
『…5分待ってたら、遅刻だろ。
起きろってば、ホラ!!』
眉をしかめてそれでも伏せたままのみぃを、春本くんが懸命に起こす。
不憫だと思うあたしと、胸をキュンとさせるサクラ。
『あははっ!
春本くん、大変だよね!』
『…だろ?』
それでもサクラが春本くんと話せるなら、あたしはそれで良かった。
みぃなんて、思い切り付録でしかない。
「…置いていこうよ。」
これが大体、いつもの会話。
別にあたし達は、4人で行動してるわけじゃないけど。
サクラが春本くんに話しかけるので、いつの間にか自然とこんな風になっていた。
ちなみにあたしの本意は、サクラと春本くんの恋の成就と、遅刻したくないっての。
だけどこう言えば、仲間外れにされているのかと思ったみぃは、怒った顔して立ち上がる。
それを笑いながらあたし達は、次の授業の教室に向かうのだ。


