わがまま王子様とパン焼き少女

私の髪の毛を引っ張った人の手をギュッと握りしめた。


『私はあんたらなんかに負けない!!』


声を振り絞って言う。

『ラグナスを好きって気持ちは誰にも負けない!』


『だ……黙れっ!』


私の髪の毛を離して最後に何か言って帰って行った。