表紙には、薄汚れた文字でこう書かれている。 「“理想の翌日日記”…?」 だれかの日記… 興味本位でページをめくると、中に挟んであったらしい1枚の紙が、風に吹かれてどこかへ飛んで行ってしまった。 「あっ…」 2月13日。 冷たい風が吹く。 「どっか行っちゃった…。」 落とす方が悪いんだよ、と自分に言い聞かせて、私は次のページを慎重にめくった。