視線の先には、友達らしき女と仲良さげに話をしているあいつ‥‥‥‥、本田明日香がいた。 俺の視線に気付いたのか、友達越しにこちらを見る。 そして、俺の腕に絡み付いている女を見ると、急いで視線を反らした。 彼女とでも思ったのだろうか。 俺は無意識のうちに女の腕を振り払っていた。