*あたしと彼だけの秘密*




私は急ぎ足で坂井くんの前を通ろうとする




バッ




「っ…」



坂井に腕をとられた



「なぁ、なんで俺のこと避けてるん?」



そう言ってきた坂井の目はなぜか怖かった


「そっちだってあの日から避けてるじゃん」



あたしはそう小さな声で言った



「あぁ、うぜっ」



そう言われた…うざい?あたしが、やっぱり拒否したから嫌われたんだこのままだったら



「うざい?あたしが」