「・・・・」

「・・・・」


あれから15分ほどたった今。


相変わらずゆでだこのように真っ赤な私達は

お互いに何も喋らないままで沈黙が続いた。


「あのさっ」

「ほえっ?」


いきなり喋りかけてきた和希に私はすっとんきょうな声を出す。


「あの、明日から一緒に学校いかねぇ?」

「ほい?」


予想外の和希の言葉にまたもや私はすっとんきょうな声を出した。


今、『一緒に学校いかねぇ?』って言われた気がする。

なぜに?


「・・・何で急に?」

「せっかくその・・・えっと友達!そう友達になったからさ」


私の問いかけに頬を赤くして和希は答える。